
今回はサワードウの余り種と微量のドライイーストを使ったパン。
生地にオレガノを加え、成形時にチェダーチーズと生胡椒の塩漬けを巻き込んでみた。




冷蔵庫で保存していた余り種は、常温に戻してから使う。
そうしたほうが発酵力が強くなるように思う。
オレガノは粉類と一緒に混ぜ、生地全体に香りをつける。
冷蔵発酵と復温後、横長に広げた生地に
適当に切ったチェダーチーズと生胡椒をのせ
三つ折りにしてから、俵型に成形。


焼き上がり。
クープは大きく開き、中から出てきたチーズがカリカリに焼けている。
香りが素晴らしく、焼き色もいつまでも見つめていたくなるような
きれいなキツネ色。

スライスすると、チーズが作った大きな空洞が所々にある。
その空洞はチーズでコーティングされ、とても美味しい空間となっている。
オレガノの爽やかさに、チーズのこってりしたコク。
そして時々、生胡椒がピリリと舌を刺激する。
ふかふかな生地にいろいろな美味しさが詰まったパン。
余り種のパンだが、今回も大成功の出来になった。
余り種使用チーズとオレガノのパン、材料と工程
《材料》
全粒粉(十勝とやま農場 きたほなみ) 50g
強力粉(坂下農園 春よ恋) 200g
塩 4.5g
ドライイースト(風と光) 0.2g
オレガノ 0.5g
サワードウの余り種 50g
ハチミツ 10g
ぬるま湯 175g
チェダーチーズ 好みの量(1㎝角ほどに切っておく)
生胡椒の塩漬け 好みの量
《工程》
ボウルに余り種、ハチミツ、ぬるま湯を入れよく混ぜる
↓
粉類、塩、ドライイーストを合わせてふるい入れ、オレガノも加え
粉気がなくなるまで手でよく混ぜる
↓
45分毎にパンチ×3回
↓
生地をまとめ
室温2.5時間(1.5倍程に膨らむまで)
冷蔵庫16.5時間 発酵
↓
室温1.5時間 復温
↓
丸め
↓
ベンチタイム30分
↓
成形し、発酵かごに入れる
(生地を横長に広げ、チェダーチーズと生胡椒をのせ左右から三つ折り
クルクル巻いて俵型に成形)
↓
室温1時間 発酵
鋳物鍋を蓋ごとオーブンに入れ、250℃に予熱
↓
生地をオーブンシートに移し、クープと霧吹き
↓
熱い鍋に生地を入れ
230℃30分(蓋あり)
200℃10分(蓋なし) 焼成(オーブン下段)

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