
今回も自家製酵母、サワードウを使ったカンパーニュ。




サワードウスターターから起こしたパン種は、元気に発酵。
パン種と一緒に少しだけハチミツを加え、生地に甘みをプラス。
パンチを繰り返しグルテンを強め、一晩冷蔵庫で発酵。
生地は張りのあるよい状態。


十字のクープを入れ焼いたところ、パックリと大きく開き
うねうねと生地が下からせり上がっている。
焼き色もよく、美味しそうな香りに包まれる。

スライスしてみると、クラムは驚くほど柔らかく
とても滑らかな質感。
芳ばしい空気を沢山含み、ふっくらしつつも、力強い印象。

食べてみて驚いたのは、香りのよさと
なめらかに喉を通りすぎる、その食感。
酸味もほんの少し感じる程度で、小麦の香りや酵母の旨味が
いつもより大きく感じられる。
サワードウで作るパンの醍醐味が、ギュッと詰まったようなパンになった。
今まで作ったカンパーニュの中で、一番美味しいかもしれない。
サワードウはスターターの管理が大変だと感じるけれど
こんなに美味しいパンが焼けるなら、そんな苦労も惜しまない。
小さな感動に浸りながら、元気なスターターに感謝でいっぱいの気持ちになった。
今回のカンパーニュ、材料と工程
《材料》
◎パン種
サワードウスターター 20g
全粒粉(十勝とやま農場 きたほなみ) 7.5g
強力粉(さわやま農場 有機栽培はるきらり) 7.5g
ぬるま湯 15g
◎本捏ね
全粒粉(十勝とやま農場 きたほなみ) 50g
強力粉(さわやま農場 有機栽培はるきらり) 50g
強力粉(坂下農園 春よ恋) 150g
塩 4.5g
パン種 全量
ハチミツ 8g
ぬるま湯 175g
《工程》
パン種の材料を混ぜ、嵩が2倍ほどになるまで温かい場所で発酵させる(25℃前後)
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ボウルに完成したパン種、ハチミツ、ぬるま湯を入れ混ぜる
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粉類と塩を合わせてふるい入れ、粉気がなくなるまで手でよく混ぜる
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45分毎にパンチ×3回
↓
生地をまとめ
室温2時間(1.5倍程に膨らむまで)
冷蔵庫17時間 発酵
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室温1.5時間 復温
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丸め
↓
ベンチタイム30分
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成形し、発酵かごに入れる
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温かい場所で1.5時間 発酵
鋳物鍋を蓋ごとオーブンに入れ、250℃に予熱
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生地をオーブンシートに移し、クープと霧吹き
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熱い鍋に生地を入れ
230℃30分(蓋あり)
200℃10分(蓋なし) 焼成(オーブン下段)

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